2018/07/17

工藤律子「マラス 暴力に支配される少年たち」感想。
ホンジュラスルポ。2018年05月01日読了。

◆Amazonより引用
殺人事件発生率世界一の中米ホンジュラスには、凶悪な若者ギャング団「マラス」がはびこる。
マラスの一員になる条件は、誰か人を殺すこと。そして、組織から抜けるときは、死を覚悟しなければならない。
なぜ少年たちは、死と隣り合わせの「悪」の道に進むのか。
元マラスや現役マラス、軍警察、そして若者ギャングの人生を変えようと奮闘する人々を取材し、暴力と貧困のなかに生きる少年たちの驚くべき現実が明らかになる。
殺人命令から逃れるためにメキシコへの決死の逃避行を果たした少年。マラスから抜けてギャング以外の道を若者に訴えるラッパー。そして、刑務所で囚人たちに救いの道を語りかける元ギャング・リーダーの牧師補佐。
今まで語られることのなかったマラスの姿を追った、衝撃のルポルタージュ!

第14回開高健ノンフィクション賞受賞作。
◆引用終わり


ホンジュラスは中米です。

著者(1963年生)はメキシコシティのストリートチルドレンを、大学院在学中の1990年から取材(&NGOを通じて自立生活の支援)しているとのこと。その著者をもってしても、ホンジュラスのマラスというギャング団の実態が見えない。

そこで著者は直接ホンジュラスに行き、取材を開始。

ホンジュラスは治安が悪い。人口10万人当たりの殺人事件発生件数が世界一である(本書によると2010年から5年連続1位)。特にサン・ペドロ・スーラという都市は、150万人の人口なのに年間1000件以上の殺人事件が発生している。1日3人殺されている。麻薬戦争が起きているメキシコより物騒な国である。

その原因は、マラスと呼ばれる若者ギャング団(いくつかの派閥がある)同士の抗争と、彼らが起こす犯罪と、彼らを取り締まる警察の弾圧による。

マラスは、2004-2005年ころまではそれほど凶悪ではなかった。貧困などで社会から落ちこぼれてしまった少年たちが徒党を組んでいただけだった。ホンジュラス政府(2002-2006年のリカルド・マドゥーロ政権)は、そういう若者を更生させるのではなく、暴力的に壊滅する道を選んでしまった。マラスに所属しているだけで、警察から暴力的に弾圧され、逮捕され、最高30年の懲役刑が課されるようになった。マラスは暴力で対抗せざるを得なかった。
(p39)

いったんマラスに入ってしまうと抜けられない。抜けると殺される。
従って、抜けるためには他国(メキシコやアメリカ)に逃亡するしかない。
もしくは(ここにホンジュラスという国の国民性が現れているのだが)キリスト教を振興する道に入る場合のみ、無傷で抜けられる。

”非情なギャングも、やはりどこかで「せめて神にだけは赦されたい」と願っているのだろうか。(p137)”


とても濃密で良質なルポでした。


9点/10点満点

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2018/07/11

朝日新聞ICIJ取材班「ルポ タックスヘイブン」感想。
ルポ。2018年04月26日読了。

パナマ文書に続いてリークされた、パラダイス文書を精査した朝日記者の記録。

少なくとも、この記事を担当した朝日新聞の記者は、経済に関して相当無知である。

タックスヘイブン=脱税という前提で調査していたら、パラダイス文書でリークされた私文書に「ほぼ犯罪性がない」という事実に突き当たり、茫然自失している間抜け面をさらけ出しただけの本である。


5点/10点満点

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工藤律子「マフィア国家 メキシコ麻薬戦争を生き抜く人々」感想。
ルポ。2018年04月22日読了。

メキシコ麻薬戦争

いったい、いつからメキシコはこんなに危険な国になってしまったのか。

1970年代、80年代はコロンビアが麻薬の供給減だった。1990年代に入り、アメリカの麻薬取締局(DEA)が、人員と予算を大幅に増やし、コロンビアの麻薬カルテルをぶっ潰した。

しかし(アメリカ国内の)麻薬の需要は減らない。

メキシコは、アメリカ・カナダ・メキシコの3か国間自由貿易協定(NAFTA)でアメリカへの輸入が簡単である。
そこでメキシコ人が、コロンビア人の麻薬利権を全部分捕ることにした。
気が付いた時には、アメリカに流入する麻薬の流入元は全部メキシコになっていた。
麻薬カルテル同士の抗争などでメキシコの治安が悪くなっていった。
そこでメキシコの大統領が、警察だけではなく、軍を投入して麻薬カルテルの撲滅を宣言した。

麻薬カルテルVSメキシコ軍。これがメキシコ麻薬戦争である。

しかしメキシコ麻薬戦争が一向に終息しないのは、麻薬カルテルのうち最凶最悪なロス・セタスはメキシコ陸軍特殊部隊の退役軍人が組織した武闘軍団で、並みのメキシコ軍では歯が立たない。軍人だって殺されたくないから、敵前逃亡するし、敵に捕まったら麻薬カルテル側に簡単に寝返る。


というようなメキシコで、麻薬カルテルが蔓延っている地域を中心に、麻薬カルテルと戦っている市井の人々を追ったルポが本書。


この行動力には感嘆するしかない。以下、わらわらと気になった部分を抜き出す。


アメリカのエル・パソと、隣町のメキシコのシウダーフアレスの間には、両国間にまたがって家族が住んでいる場合があり、そういう人たち向けに10年間で160ドルの往来自由ビザがある。但し、もともとこのビザは両国で所得がきちんとあり、悪さをしない人向けだったが、そこに目を付けた麻薬カルテルは、このビザを持つ良家のお坊ちゃんを麻薬の運び屋として利用した。

→ドン・ウィンズロウのメキシコ麻薬戦争を扱った小説「犬の力」で、なぜ金持ちのお坊ちゃんが出てくるのか、その理由が分かった。


カルデロン・メキシコ大統領が麻薬戦争を始め、実際の話としてこの作戦はそこそこ効果はあり、麻薬カルテルは資金繰りに行き詰まるようになった。その結果、麻薬カルテルは麻薬商売だけでは売り上げを確保できなくなり、それが故に外国人を誘拐したり、メキシコの一般人に対してみかじめ料を求めるようになり、メキシコの普通の街の治安がどんどんどんどん悪くなっていった。


1968年10月2日はメキシコにとって重要な日である。学生の大量虐殺が起きた日である。


メキシコ麻薬戦争における現在の最大の問題点は、麻薬カルテルの一員と断定され、警察や軍に殺された人物の子供が、何のケアもなく放置されていることである、と著者はいう。

こういうケースで殺されるのは末端の構成員であり、
もしくは麻薬とは無関係の人物が殺されるケースも多々あり、
基本的には貧困家庭である。

貧困家庭の課長(父親)が、軍に目を付けられ、麻薬とのかかわりを疑われ、結果殺される。

母親が残っていればまだましだが、両親とも(軍に)残された子供は、生き延びるために麻薬カルテルの使いっぱにならざるを得ない。

メキシコ軍は誰のために麻薬戦争をしているのか。

メキシコ市民のためではなく、アメリカからの支援金目当てなのではないか。そしてその支援金は政治家の懐に入るのかもしれない。


素晴らしい本です。


9点/10点満点

ロス・セタスの悪行は、ググれば簡単に画像が見つけられる。

メキシコの新聞は平気でグロ画像を載せるので、スペイン語で検索したらめっちゃグロイよ。

検索は個人の責任で。

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2018/07/02

杵島正洋・松本直記・左巻健男「新しい高校地学の教科書」感想。
地学。2018年03月15日読了。

本書は2006年に出版された。私は法政大学の地理学科(通信)に入学した2010年に購入。以後、必要な箇所だけつまみ読み(特に気象)。

改めて今回きちんと読んでみて、高校地学というのは結構幅広い分野を扱っていると感心させられた。

・地磁気、重力、マントル
・岩石、鉱物
・地震、火山、プレートテクトニクス
・地表の景観を決める堆積物、そこから読み取れる過去
・生物の進化を化石で見る
・大気と気象
・海、海流、
・太陽系、惑星
・恒星、銀河

の9章構成である。

本書は、佐野貴司「海に沈んだ大陸の謎」2018年02月14日読了。の前に読むべきだった。

悔やんでも後の祭り。

以下、面白かったところ抜粋

月食は必ず満月の時に起きる。

・人類が掘った一番深い穴は、ロシアのコラ半島で20年以上かけて掘られた穴で、12km

・高気圧の場所には下降気流が発生し、断熱圧縮で気温が上がり乾燥する

・太陽の起潮力(海洋を引っ張る力)は、月の起潮力の半分。潮に関しては月の影響の方が2倍大きい

・太陽夜数十倍思い恒星の中心部は、核融合の繰り返しにより鉄になる。鉄は極めて安定した物質なので、それ以上核融合しない。中心温度が40億Kを超えると、鉄は分解し、恒星は爆縮する。これを重力崩壊と呼び、その後には原子核同士が密になり、電子は原子核にめり込むため中性子の塊になり、中性子性ができあがる

などなど

良い本であった。


8点/10点満点

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2018/06/28

藤井旭「始める星座ウォッチング」感想。
天体観測。2018年03月08日読了。

SF小説が好きだったので、宇宙に興味が向いた。1976年(小学4年生頃)から私の宇宙好きは始まった。

で、時々、誠文堂新光社の雑誌「天文ガイド」を買っていた。この雑誌に寄稿していたのが藤井旭氏である。

藤井氏の天体観測入門(雑誌の記事なのか書籍だったのか覚えていない)を読んで、夜空を眺めたりした。しかし、私が生まれ育った町には、天体観測の指導者(今でいうとメンター)がいなかった。なので、夜空を眺めつつ、あの星座は××、この星座は△△、と確認するだけで満足してしまった。

小学生の高学年から中学生の時期に、天体観測の正しい知識を身に着けていればと思う。いまの私は、月の軌道すらわからない。満月は大体同じ方角に現れる。それくらいの知識しかない。

ソフトウェアの力で、天体観測は容易になった。Vixen(純日本メーカー)の天体望遠鏡は、特定の星を自動追随する機能がついて10万円以下である。こういうの、私が子供の頃に欲しかったなあ。


で、本書。

藤井氏が書いた星座ウォッチングの入門書。2008年に出た本。長い間、積ん読だった。「銀河」を読んだ流れで、本書を斜め読んだ。


でもね。私思うに、もはや星座ってあまり意味がないんじゃないかな。「オリオン座の明るい星がベテルギウス」とか、「北極星はこぐま座で一番明るい星」と口頭で言われたところで、そもそものオリオン座とかこぐま座とかを理解するためには「これが××座」と教えてくれるメンターが不可欠であり、メンターがいない場合、独力で星座を学ぶのはかなり難しい。特に都会の場合、本に書かれている星が見えないことが多い。私は20歳まで北海道にいたので、夜空はそれなりにきれいだった(でも石垣島や西表島の方が星が、よりきれいに見える)

いまの天体観測は天球座標なので、スマホで夜空を撮って「この星は何?」→「ベテルギウスです」って回答してくれるアプリがあればそれでいいじゃん。

「オリオン座の一番明るい星がベテルギウスで、目立つから肉眼でも見えるよ。ベテルギウスの直径は太陽の1000倍で、地球の10万倍もあるんだよ」っていう知識は身についても、じゃあ、ベテルギウスってどれ? というのを夜空に指差しできないのが私なのである。

もどかしい。


本書は流して読んだので評点つけず/10点満点

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2018/06/27

ジェームズ・ギーチ/糸川洋訳「銀河:宇宙140億光年のかなた」感想。
宇宙物理学。2018年03月07日読了。

本書は「銀河」について書かれた入門書で、1/3くらいがカラー写真である。通常、この手の写真が素晴らしい本は、中を読まずに眺めているだけの場合が多い。

似たような本では、マイケル・ベンソン/檜垣嗣子訳「FAR OUT ファー・アウト―銀河系から130億光年のかなたへ」を見て、宇宙の写真を鑑賞した。「FAR OUT」は写真を眺めて堪能する本で(と勝手に思っている)、書かれている文章はほとんど読んでいない。

しかし本書「銀河」は、中に書かれている文章を全部読んだ。

「FAR OUT」の原著は2009年に出版され、本書「銀河」の原著は2014年に出版された。
この2冊に大きな違いがある。副題を見ればわかるのだが、「FAR OUT」は130億光年、本書「銀河」は140億光年の宇宙を現している。原著5年の歳月で、宇宙は10億光年広がった(観測できる範囲が増えた)。

本書は天文学者による、宇宙物理学の入門書である。宇宙の入門書ではなく物理の入門書なので、やや難しい記述が多々ある。

本書を読んで「へえー」と思ったことは、太陽系の惑星起動がほぼ水平に並んでいることに関する説明。

Planet

上図は、国立天文台のプロジェクト(国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト)である4D2Uが無償公開している天文ソフトMITAKAで作ったものである。

ざっくり書くと、
・恒星が作られる前段階では、星間ガスが円盤状に集まって渦になる
・垂直方向にはジェットが噴出していて、垂直方向の星間ガスは吹き飛ばされる
・何億年という年月を経て、水平方向にのみ星間ガスが凝縮し渦を形成する
・渦の中心部は恒星になり、渦の腕に当たる部分でそれなりの大きさの塊になったものは恒星の質量に引っ張られることなく惑星になる
・渦の中心(最終的には恒星になる)と水平に位置しているのが、エネルギー的に一番安定している。そのため、惑星の軌道はどれも似たような軌道になる
・水平からずれた軌道を取った原始惑星は、公転軌道を一周するたびに中心部(原始恒星)の重力によって周囲が削り取られ、十分な質量をもたない原始惑星は崩壊する(それが今、火星と木星の間にある小惑星と考えられている)
・垂直方向のジェット噴射に引きずられることがないほど中心部から遠いと、冥王星のようないびつな軌道を生むことがある
・冥王星が準惑星になったのは、大きさもさることながら、軌道が歪だったことも関係している


本書には天体観測(プロ)の技術的なことも書かれている。
地球上から宇宙の最奥部を除くためには、空気(大気)の揺らぎが非常に邪魔であるが、今の天文台は、何十トンにもなる望遠鏡を1マイクロ秒ごとに1ミクロン単位で前後上下左右に動かして、空気の揺らぎに完璧に同期させているのだそうだ。すごい技術だ。


というような話が本書に書かれている。非常に良い。


繰り返す。非常に良い。


8点/10点満点

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2018/06/23

高松正勝/マンガ鈴木みそ「マンガ 化学式に強くなる―さようなら、「モル」アレルギー」感想。
化学。2018年02月26日読了。

鈴木みそセンセの漫画が大好きである。たぶん紙の本で出版されているのは全部持っている。

本書は2001年に出版された。そのころに買った。だが読んでいなかった。

2017年に鈴木みそ講演会に行った。テーマは電子書籍。鈴木みそセンセは、既存の漫画単行本の電子書籍化権を、出版社と交渉して自分の手に戻し、自分でAmazon電子書籍として売ったら、年間売り上げが1000万円を超えたという、マンガの電子書籍化の先駆者となった人である。

で、電子書籍と関係なく、今までの漫画の中で一番売れたのは何ですか?という参加者からの質問に、本書です、と答えていた。

学習コンテンツはロングセラーになります。とのこと。

最近、私は宇宙物理学の本をよく読むようになったので、モルについておさらいするため本書をようやく読んだ。

マンガなので3時間くらいで読める。

非常に良い。モルを理解した気になれる。本当にモルを理解するためには、本書を10回くらい読まないとならないが、今は1回読んだだけでいいや。


8点/10点満点

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大須賀祐「図解これ一冊でぜんぶわかる! 貿易実務」読了記録。
実用書。2018年02月25日読了。

タイトル通りの本です。
わかりやすいです。


必要なところだけ重点的に斜め読みしたので総合評点なし/10点満点

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エミリー・ボイト/矢沢聖子訳「絶滅危惧種ビジネス」感想。
ルポ。2018年02月23日読了。

★本書帯(が載っているAmazon)より引用

ワシントン条約の附随書Iで「絶滅危惧種」と認定され、
国際取引が禁止されているアジアアロワナ、別名「龍魚(ドラゴンフィッシュ)」――。
禁じられるほど欲しくなるのはなぜか?
価値のパラドックスと自然保護の深い闇を暴く、衝撃のルポルタージュ!

アジアアロワナの希少種は重装備の警備車両で輸送され、3000万円もの高値で取引される。日本を抜いて最大市場となった中国では、上昇志向のシンボルとなり、幸運のアロワナを信じる富裕層が購入。なかでも好まれる赤いアロワナ「スーパーレッド」は魚のフェラーリとも言われる。いっぽうで「石油やダイヤはもう古い、アロワナはいま最も効率の良い取引」とされ、フィッシュ・マフィアによる誘拐や殺人事件も後を絶たない。日本人バイヤーを誘拐し身代金を要求する事件も発生した。なぜアロワナは、これほどにまで人々を熱狂させるのか。はたして、絶滅危惧種アロワナは、貴重な伝説の魚か、大量生産された商品か、それとも危険な外来種なのか

★引用終わり


2009年にNPR(ナショナルパブリックラジオ)の科学番組のため、希少動物(エキゾチックアニマル)、取材の過程でアロワナを初めて知った。

なんでこんな魅力のない大きいだけの魚(アロワナは肉食なので水槽内に他魚を混泳できない。水質に敏感なので水草も入れられない。大きさは最大1mを超える)が、色や模様によっては1000万円を超える高値で取引されるのか。


絶滅危惧種に指定されている淡水熱帯魚のアロワナが、世界中で流通しているのはなぜ?

ちょっとした好奇心で、最初はシンガポール、マレーシア、台湾の成功した熱帯魚ショップのオーナーから話を聞いていく。ヨーロッパや日本の熱帯魚関係者からも話を聞く。

しかし調べても、養殖したアロワナは見つかるが、自然界に存在している野生のアロワナに全然出会えない。誰も生息場所を教えてくれない。

アロワナの中でも特に希少価値の高いスーパーレッドは、それを売っていた熱帯魚ショップのオーナーが殺され、アロワナが盗まれた。人を殺してでも奪いたくなるほど、金になる。

野生のアロワナの生息場所を知っている人間(アロワナで大金持ちになれる)にとって、アロワナの生息場所を聞きに来る奴は泥棒であり、聞き方が悪ければ殺される。

これって希少動物をめぐる闇取引?

ものすごいネタかもしれないと思い、ピューリッツァー研修旅行奨学金を得て、徹底した取材を敢行。インドネシア(カリマンタン島=ボルネオ島)の奥地、ミャンマーのゲリラ支配地域、コロンビアのアマゾン川流域からブラジル側に密入国してまで調査した。

調査の過程で、ベテラン新種動物ハンター兼冒険家のハイコや、非常に個性的な熱帯魚研究者などの助力を得ながら、野生のアロワナの調査を行う。


という感じの本だが、著者の取材目的が途中から、「絶滅危惧種ビジネス」を追うのではなく、「野生のアロワナを見たい」に代わってしまい、後半はルポというより旅行記を読んでいるような感じになってしまった。

絶滅危惧種ビジネスの「闇」の部分は解明されないまま終わる。

ま、ほんとに「闇」の部分を追いかけると、それこそ命がいくつあっても足りないくらい危ない目に合うはずなので(エキゾチックアニマルの取引はマフィアや暴力団が関わっていることが多い)、本気で追いかけるなら調査チームを作らないと無理っすね。


7点/10点満点

※私は1992年-2004年ころまで熱帯魚を飼っていた。ブラックゴーストという肉食魚が40cmに達し、10年くらい生きていた。餌は冷凍赤虫(ガの幼虫)か、一緒に飼っていたネオンテトラだったので、ランニングコストは安かった。

※車を飛ばして、よく水戸熱帯魚センターまで魚を買いに行った。ここは規模がとにかくすごかった。いま(2018年)は知らないけど

※アロワナは、マンガ「はじめの一歩」で、木村がVS間柴戦の時に使ったドラゴン・フィッシュ・ブローを生み出すきっかけになった魚。アロワナの餌は通常、コオロギかミールワーム(ダンゴムシの幼虫)かゴキブリか餌金魚で、餌代がものすごくかかる。相当な覚悟がないと飼えない魚なのだが、日本ランカーでくすぶっている木村が良く飼えるなあ、と思いつつ読んでいた。

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2018/06/22

中島明日香「サイバー攻撃」感想。
いわゆる新書。2018年02月17日読了。

サイバー攻撃の具体的な手法を詳解した本である。
攻撃テクのソースコードも載っている。


すんげえ、中途半端。


本書の最初の方に、「ソースコード」って何? プログラミングって何? という記述がある(p60)
でありながら、(p62)には早くもソースコードが出てくる。

で、最後まで読んだら、普通にプログラマを職業としている人(もしくはプログラミングを趣味にしている人)にしか意味をなさないのでは? というくらい細かなソースコードを載せている。

著者は本書を、「誰」を対象に書いたの?

プログラマを対象に書いたのなら、「プログラムって何?」の記述は全く不要だし、

50代60代の一般企業の晩年管理職のおじさんが、サイバーセキュリティを分かった気にさせるために書かれたのだとしたら、詳細なソースコードは不要である。

すごく中途半端な本。


プログラミングを知らない一般人に向けたサイバー攻撃に関しては、山田敏弘氏のコラムや著作が(いまのところ)一番良い。

で、本書の問題は、ブルーバックスで出ていること。

本書を読むと、ブルーバックスの編集担当者の質が「低下した」ように思える。
読者に「質が低下した」と思われるというのは、1963年から始まった日本の科学の知の結晶であるブルーバックス的には極めてまずいはずなのだが、そこらへん、ブルーバックス編集担当者は理解しているのであろうか?


で、本書の著者は1990年生まれで、まだ28歳。
周囲の管理職おじさんの無理解に怒りを込めて書いたようにも感じる。

一冊の書籍としての本書の評価は低い。

だが、著者への期待は、私の中ではけっこう高い。


4点/10点満点

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佐野貴司「海に沈んだ大陸の謎」感想。
地学。2018年02月14日読了。

ムー大陸は実在したのか?
アトランティス大陸は実在したのか?

一昔前は、ムー大陸をまじめに語ると馬鹿扱いされた。
雑誌の「月刊ムー」はそれを逆手(?)に取り、ありとあらゆる超常現象を扱う雑誌として1979年に創刊した。(「ムー」の発行会社が学研ってところがミソ)

で、本書。

ムー大陸やアトランティス大陸は実在したのか?! を、最新の地学を用いて解説した良書。

世の中の様々なものを計測する計測技術の発展は、凄い勢いで進んでいる。世の中の大半の人々が知らない、専門家しか知らないニッチな技術であるが、滅茶苦茶発展している(※)。

※石油関連の本を読むと出てくるのだが、今の石油発掘は「石油が出そうなところに穴を掘る」なんて山勘的なことはせず、地中に向けて様々な種類の音波を発信し、その反射波を解析することで「この位置に油田を思しき液体が詰まった空洞がある」ということが分かる。らしい。

本書は、そういう計測技術の発展に伴って、地球表面の7割を占める海中の地形観測が、今までと比べ物にならないくらい詳細にわかるようになってきて、そこからムー大陸やアトランティス大陸の原型となる大陸があったのかなかったのかを、最新現代科学に基づいて解説した本である。

したがって、キャッチーなタイトルに相反して、普通に地学の本である。


で、45歳になってから法政大学(通信教育)地理学科に入学した程度に地理好きな私は、本書の内容に興奮したのである。

細かいことを書いても、私の文章力では伝わらないので、内容を知りたければ本書を立ち読みしてください。かなり良いです。

良書です。


8点/10点満点

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2018/06/20

ジャンナ ・レヴィン/田沢恭子・松井信彦訳 「重力波は歌う―アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち」感想。
ノンフィクション。2018年02月10日読了。

この本は、長年通っている病院に行く途中、本を忘れてきたことに気づき、途中にある新星堂(2018年5月末に閉店)で買った。

原著は2016年に出版され、邦訳単行本も同年6月に出て、文庫版が2017年9月に出た。

重力波が初めて検出されたのは2015年9月で、厳密な検証を経てその事実(検出したこと)を2016年2月に発表した。そして検出に重大な貢献をした3人の物理学者が2017年のノーベル物理学賞を受賞した。

本書は重力波検出の直前までの取材に基づいている。(エピローグで、検出されたことに触れている)


重力波の検出方法の創出は、1970年代から始まっている。
検出の原理(干渉計)を考案した人、
それを発展させた人、
まったく異なるアプローチで大失敗してしまった人、
干渉計の大型化を考案した人、
大型化のための大型予算(数千億円)を獲得するために尽力した人、
場所の提供に尽力してくれた政治家、
プロジェクトに馴染めなくてはじき出された人、

本書はそいいうういろんな人(主に物理学者)の話の集合体である。

人物に軸を置いて章立てしているため、年代が行ったり来たりする。

Aさんは1970年代から2000年代までこういうことをしました。
Bさんは1990年代から現在に至るまで主要メンバーでした。
Cさんは1970年代の先駆者でしたが、間違ったアイデアを突き進めていたため主流から消えてしまいました。

という感じで、時代の前後関係を理解するのに、非常にストレスがたまる本だった。

テーマ自体は面白かったんだがなあ。


4点(個人の感想です)/10点満点

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井田茂「地球外生命体」感想。
いわゆる新書。2018年02月08日読了。

本書は売らんがためのタイトルになっていて、タイトルと内容に相違がある。

地球外生命体についての可能性ではなく、
地球外生命体がいるかもしれない惑星(ハビタブルゾーン)の観測技術、について書かれた本である。
ちょっと肩透かしを食らった。

それと、本書は文字が大きく、行間も広く、スッカスカである。読みごたえがない。

比較してみる。

◆本書。マイナビ新書
1ページ 36文字×13行=468文字 ×207ページ=400字詰め原稿用紙250枚くらい。850円

◆直前に読んだ「9.11後の現代史」。講談社現代新書
1ページ 40文字×16行=640文字 ×221ページ=400字詰め原稿用紙350枚くらい。800円

◆その前に読んだ「ブラック・フラッグス(下)」。白水社の単行本
1ページ 45文字×18行=810文字 ×264ページ=400字詰め原稿用紙530枚くらい。2300円


マイナビ新書はもう二度と買わない。


4点/10点満点

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酒井啓子「9.11後の現代史」感想。
いわゆる新書。2018年02月05日読了。

私は千葉県柏レイソル市に住んでいる(最寄駅は柏駅。柏市内にはJR私鉄合計10の鉄道駅がある)
ビックカメラが駅前にドーンとあり、その地下に浅野書店という、わりと売場面積の広い本屋があった。そこが2018/5/20で閉店した。私は2年くらい前からアマゾンでの本の購入を極力控え、浅野書店をメインになるべく本屋で本を買っていたのだが、この閉店は残念至極である。
さらに追い打ちをかけるように、新星堂カルチェ5店も5月末頃に閉店してしまった。以前の新星堂は、ビルの3F4Fの2フロアで本を売り、&2FでCDも販売していたのに、書店不況が深刻になって本屋部分が3Fのみになり、さらに3Fでは本の売場を減らして携帯電話や文房具を売ったりして、とにかく売上を稼ごうとしていたのだが、遂に閉鎖に至った模様。平日の昼間に行くと客が3人くらいしかいないことがままあったので、閉鎖は時間の問題だったのだろう。

これで柏駅周辺では、丸井に入っているジュンク堂(5F)と、高島屋に入っているくまざわ書店(5F)の2店のみになってしまった。どっちも駅から自宅への反対方向にあるので、本屋への足が遠のいてしまう。


さて本書。浅野書店で見かけ、著者名で間違いなしと判断し即買いした。講談社のWebサイトに本書の冒頭が公開されているのでご参照されたし。
本書の前に読んだ「ブラック・フラッグス(上下)」も、浅野書店で購入した。

本書の著者、酒井啓子先生(1959年生)は千葉大教授で、イラク政治史と現代中東政治の専門家である。

ちなみに、桜井啓子先生(1959年生)は早稲田大教授で、(たぶん)イランとイスラム・シーア派の専門家で、よく似たお名前であるが、別人である(当たり前だ)


タイトルにある「現代史」というのはやや大げさで、「中東と、中東に関与した欧米史」である。

とはいえ、最近の新書らしく、とてもコンパクトにまとまっており、私の頭の中を整理するにはとても良い本だった。

だがしかし、著者には何の落ち度もないのだが、私の評点は低い。
直前に読んだ「ブラック・フラッグス(上下)」があまりにも読みごたえがあったのに対し、読みごたえがないのだ。すでに知っている情報が載っているのだ(本書には「ブラック・フラッグス」を参照した部分がある)。これは読んだ順番が悪かった。先に本書を読めばよかった。こればっかりはしょうがない。

小説を読むのと違って、知識を得るための本は、「自分が」既に知っていることが書かれている場合、ちょっとしたがっかり感に襲われてしまうものだ。それは著者の責任ではない。

なので、私としては、本書は良書である。という感想で締めくくりたい。(なんのこっちゃ)


6点/10点満点

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2018/06/19

ジョビー・ウォリック/伊藤真訳「ブラック・フラッグス(下) 「イスラム国」台頭の軌跡」感想。
ルポ。2018年01月30日読了。


本書帯(が載っているAmazon)より引用

「その男[バグダディ]は組織のナンバースリーから急遽リーダーに昇格したばかりだった。前任者たちが米軍とイラク軍の部隊による襲撃で殺されたのだ。前任の指揮官たちと異なり、この男は戦闘員ではなく学者だった。博士号も持つイスラーム法の教授。わずか四十歳だが年齢以上に厳粛なタイプの人物で、正確さを重んじ、話し方や服装に関するどんな小さな規定にもうるさかった。本名はイブラヒム・アワド・アル= バドリ。イラクの都市、サマラの保守的なムスリムの説教師の息子として育った。ジハーディストとして自ら選んだ名はアブー・バクル・アル= バグダディといった。」 ( 本文より)

引用終わり


ザルカウィは、イラクで拠点を作るために、それまではイラク国内で平穏に共存していたシーア派とスンナ派の間の、宗派間対立という熾火に油を注いだ。

イラクはシーア派の人口が多いが、バアス党(≒スンナ派)が政権中枢部に就いていた。バアス党の独裁者がサダム・フセイン。イラク戦争後、アメリカ主導でスンナ派政権と官僚と公務員は全員解雇され、民主主義の導入、つまりは選挙、つまりは人口で勝るシーア派優遇政策を導入し、宗派間対立が起きつつあった。

イラクの治安を(勝手に)任されていたアメリカ軍は、イラク警察を鍛えるとともに、イラク国内を軍事力で蹂躙。宗派に関係なく反米感情が沸き上がっていた。

この混乱期のイラクでは、数々の反米組織が作られ、米軍が関与した人物を拘束、キャンプに収容し、数か月の取り調べの後に解放していた。無実の者も多数誤認拘束されていた。また、アブグレイブキャンプでの拷問事件など、一大不祥事が発覚した。この頃、イスラム系の大学を出てイスラムの博士号を持つ正しい聖職者バグダディとザルカウィが知り合った。

ザルカウィは2006年に米軍のミサイル攻撃によって殺されるが、ザルカウィの死後はバグダディが組織の宗教的指導者となり、戦闘の実行面ではアブー・アイユーブ・アル=マスリーが引き継いだ。(正確には、バグダディは二人いて、初代はすでに死んだ)

米軍が鍛えたはずのイラク警察は軟弱だった。ISIS(の前身組織)がイラク警察を急襲し、アメリカ軍が与えた最新兵器をやすやすと奪っていった。

……

いったいどうやってここまで詳しく調べたのだろう? と思えるほど詳しい。

とても読みごたえがあり、本書を参考文献に挙げているイスラム関連やテロ関連の書籍も多数出ている。プロ(私じゃなく日本のイスラム研究者)の目から見ても、極めて重要性の高い本である。

良書。

点数がちょっとだけ辛いのは、原著が2015年出版で、最新情報ではないから。

まあ、でも、多少のディレイがあったとしても、こういう本が日本語で読めるだけマシなのかもしれない。


8点/10点満点

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ジョビー・ウォリック/伊藤真訳「ブラック・フラッグス(上) 「イスラム国」台頭の軌跡」感想。
ルポ。2018年01月26日読了。

本書は2015年に原著が出版され、2017年8月に日本語版が出版された。

本書帯(が載っているAmazon)より引用

「連続ホテル爆破事件当時、ザルカウィは「イラクのアル= カーイダ」と呼ばれるきわめて凶暴なテロリスト・ネットワークのトップだった。だがヨルダン側は、ザルカウィがまだ「ごろつきのアフマド」と呼ばれていたころからよく知っていた。大酒飲みで喧嘩っ早いと評判の、高校中退の落ちこぼれ。そんな彼が1980年代末、共産主義者たちと戦うと言ってアフガニスタンへ向かい、戦場で鍛え抜かれた狂信的な信仰者としてヨルダンに戻ってきたときも、ムハーバラートは注視していた。初めてテロ活動に手を染めた結果、ヨルダンのもっとも闇の深い監獄の一つに姿を消した。そして今度は、戦場で鍛え抜かれた狂信的な信仰者であるだけでなく、卓越したリーダーとなってふたたび姿を現した。」(「プロローグ」より)

引用終わり

※ムハーバラートとは、アラビア語で諜報機関を意味する


本書は、ISISの前身組織を作ったザルカウィについて、その生い立ちから調べ、イスラム教徒なのに大酒のみの不良少年という青春時代を調べ(当時のザルカウィを知っているヨルダン諜報部が情報源)、アフガニスタンに赴きソ連と戦おうとしたがあまり成果を上げられなく、ヨルダンに戻って王政打倒を画策していたら摘発され刑務所へ。

刑務所収監中にマクディシというイスラム原理主義者(でも過激派ではない)の薫陶を受けイスラム原理主義に目覚め、1999年にヨルダン国王の死去と皇太子の新国王即位に伴う恩赦で釈放され(ヨルダン諜報部は、なぜザルカウィが恩赦リストに載ってしまったのか、と後悔していた)、その足で再びアフガニスタンに赴き、アルカイダと接触(この頃のアルカイダは1998年にケニアとタンザニアのアメリカ大使館爆破、2000年にイエメン沖に停泊していた米駆逐艦爆破攻撃、2001年に9.11テロを起こしていた。ビンラディンの死は2011年)。

資金面や武器の供給などでアルカイダの支援を得たザルカウィは、アフガニスタンでヨルダン王政打倒の過激組織を設営、その後ヨルダンに戻り、在ヨルダン・アメリカ大使館員暗殺などを起こした後、イラク戦争(2003年)で大混乱に陥っていたイラクに入り、反米テロを繰り返すようになった。

以下、下巻


8点/10点満点

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2018/06/18

神林長平「敵は海賊・海賊の敵」感想。
SF小説。2018年01月12日読了。

「敵は海賊」シリーズは、やっぱり長編の方が良い。

海賊・匋冥(ヨーメイ)が本人の与り知らぬところで宗教の教祖になってしまっている、という話。神林長平の宗教考察が鋭くて、その部分はとても面白い。

話自体はシリーズ物の宿命、予定調和で進んでいくので、飽きたといえば飽きた展開。

しかしまあ、匋冥は相変わらず無敵すぎる。


7点/10点満点

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野口悠紀雄「入門 ビットコインとブロックチェーン」感想。
新書。2018年01月05日読了。

現代ビジネスなどのWeb媒体で、仮想通貨に関する多くの記事を書いている著者による、ビットコイン入門書。

易しい内容だけど、それが故、内容が薄っぺらい。

入門書なので、これは仕方のないことなのだが。


4点/10点満点

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2017年の読書総括。70冊。

2017年の読書総括を表にまとめました。

昨年の読書総数は70冊で、久しぶりに小説を多く読みました。

天野才蔵 2017年の読書総括
 ジャンル国内海外合計数
小説SF・ファンタジー・ホラー415
小説冒険・ミステリ8412
小説歴史・時代・武侠202
小説純文学・青春000
 小説小計14519
その他ノンフィクション・ルポ171936
その他新書や新書的な本808
その他紀行文・旅関連・エッセイ404
その他ビジネス・株・雑学他303
 その他小計321951
 総合計462470

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わたくしの読書量 月別の推移


天野才蔵 読書量月別推移 2017年12月末まで
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2017656446984585
2016445842376476
2015863258959544
20146851055674863
2013751084898610115
2012137987756128610
20118625239825811
201031423 010135855
200996969911411321
200812710109111013981010
20078151316141515125 101111
2006988677128814711
20059686101951351079
2004433138125116677
20036568267531436
20026866576661166
20014553367105566
2000545564645643
1999562768563367
19981165645846485
199784697811839411
199610961148739455
19952647549468711
19948811556846447



黄緑は月間10冊以上、水色は最高、赤は月間1冊、黒は月間0。
記録を取り始めて22年、月間読書0冊は世界一周を終えた(2010年5月26日帰国)直後の2010年6月の一回のみ。
例年、7月、8月、10月、12月の読書量が多い傾向にある。


◆イチオシマンガ↓

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